伊坂 幸太郎
チルドレン (講談社文庫 (い111-1))

如何にも、伊坂幸太郎作品なんだろうけれど、とぼけ度というか過激度あるいはお色気度、は奥田英朗の伊良部には負けるだろう。


同じ伊坂作品でも「死神の精度」の方が味がいい。


たぶん、チルドレンの陣内が、決して1人称では語られない。そんなところが、そんな感じをもたせてしまうのだろうか。


トリックといい、短編でありながら、つながっていく手法といい、伊坂ならでは、作風で、チルドレンは続いていくのだろう。

子どもの問題は、永久に謎だらけなのだから(苦笑)