地方の新聞で2月13日から角田光代さんの連載小説「紙の月」が始まった。


角田さんは1967年神奈川県生まれ。

90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞し、小説家としてデビュー。

「ぼくはきみのおにいさん」で坪田譲治文学賞

「対岸の彼女」で直木賞

「ロック母」で川端康成文学賞

   など数々の文学賞に輝き、ますます脂が乗る人気作家です。


今回の作品は、夫との生活に物足りなさを感じる銀行の派遣社員梅澤梨花が生まれて初めてとも思える恋に落ち、四億円を横領する事件をめぐり、恋愛を通して本当の自分を見つめる女性と、彼女を通して人生を考える友人たちの心情を繊細につづる恋愛小説です。


今日は、連載38回目。

主人公の梨花。

知り合った良輔にホテルに誘われ、最少は断っていたが、いつのまにかホテルに行くようになり、

ホテルの1室でBとまりであったが、次第に抵抗感がなくなり、酔っていたとはいえ、ついに性交にいたる。

ただ、良輔との性交は今までにない快楽。

夫とはずいぶんご無沙汰だったことに気づく。


角田さんらしい展開なんだろうか。

これが、恋の始まりであり、とんでもない大金の横領につながるとは思わないだろう。